キャシー松井
General Partner
MPower Partnersは日本初のESG重視型
グローバル・ベンチャー・キャピタル・ファンドです
私たちは、テクノロジーを使って社会的課題への解決策を提供する、大胆でグローバルな起業家を支援します。
そのような起業家や革新的なスタートアップが、ESGの視点を戦略に取り入れることによって、持続的な成長と社会・環境へのポジティブな影響がもたらされると信じます。
日本のベンチャー生態系が、よりグローバルに、またより多様になり、多くのイノベーションを生み出せるように、支援してまいります。
人口動態が変化し、AI・デジタル化といった技術革新が進む中で、著しい成長が見込まれる領域を、私たちは「テクノロジーが牽引する持続的生活領域」と位置付けました。そうした分野で規模拡大が望める企業に、MPower Partnersは投資します。
成長段階にありさらなる国際的な拡大を目指す日本のスタートアップや、日本やアジア市場への参入を目指す質の高いグローバルなスタートアップを支援します。
ESGの視点を投資プロセス全体に組み入れながら、リーダーシップチームの構築、Go-to-Market戦略の策定、トップ営業、製品・サービス価値の向上、資金調達など、事業拡大に欠かせない分野で適切な支援をきめ細かく行い、企業価値を高めていきます。
MPower Partnersは、グローバル金融、特にマクロ経済分析、ミクロ企業分析、資産運用、投資調査、資本政策の立案と実行において合計70年を超える経験を持つ3人のゼネラル・パートナーによって設立されました。
加えて、各創業者は、コーポレート・ガバナンス、ダイバーシティ、サステナビリティを含むESG関連分野で数十年にわたる専門知識を有しています。この創業者の知見を通して、MPower Partnersは日本のベンチャー生態系にESGを組み入れることのできるユニークなVCです。
MPower Partnersの社名は、3人の創業者の旧姓が「M」で始まることに由来しています。
またこの社名には、起業家を「エンパワーする」という意味と、「縁」や「輪」の力を信じるという意味も込められています。
政治経済およびグローバル金融の世界で道を切り拓いてきたリーダーたち
各領域・産業界のグローバルなリーダーが投資先にネットワークを提供
Japan
株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長
USA
Goldman Sachs Group元副会長ソフトバンク元社外取締役
Paytm 社外取締役
Japan
日本マイクロソフト株式会社 代表取締役社長
USA/Japan
パナソニック株式会社執行役員、
元Nest社CTO、
元Google X共同創業者
USA
S&R財団理事長兼CEO
HALCYON創設者兼議長
Germany/Japan
沖縄科学技術大学院大学 特別顧問(イノベーション関連)
沖縄科学技術大学院大学 名誉学長
厳選されたベンチャー投資インサイダーや専門家が、ディールフローや投資後支援を提供
人工知能分野のエンジニア。共同創業者として関わった日本のAIベンチャーを現在はアドバイザーとして支援。テキサス大学、ハーバード大学院卒。
ESG専門家。米国、欧州、アジア地域にて、多くのスタートアップにコンサルタントとして関わる。2020年にはESG投資に関するビジネス本を上梓。ペンシルベニア大学、ノースウエスタン大学院卒。
医療テクノロジー専門家。アメリカにおいて20年以上の医療ビジネス経験を持つ。医療コンサルティング会社創業者。ハーバード大学卒。
メディヴァ及び医療法人社団プラタナス創立者。日本生命、マッキンゼーを経て、参天製薬(株)、(株)資生堂等の社外取締役。規制改革推進会議委員。大阪大学法学部、ハーバード大学院卒。
保育士のIoTとワークフローDXで、より良い保育を可能に
ウェブサイトやアプリケーションの多言語翻訳SaaSを開発。インクルージョンを可能に
気候リスク及びレジリエンス分野の予測データ・アナリティクスにおけるリーダー企業
動画・コミュニケーションツールを実装/運用支援し、多店舗運営ビジネスのマネジメント全般をレベルアップ
家族の一員であるペット(猫)とより長く一緒にいられるために健康・生活状態をテクノロジーの力で見守る
建設業界における事業者間マッチングを行うプラットフォーム
オンラインでの見積もり比較・受発注サービス
大気の健康状態を診断して気候変動を招く汚染を追跡する方法を生み出したパイオニア。大胆な気候変動対策の実現を支える
ケミカルリサイクル技術を用いたPETボトルのリサイクル商用プラントを大規模に運営する世界で唯一の企業
働く女性のための統合プラットフォームを運営。「自分らしい生き方や働き方」の実現に伴走
鉱山廃棄物からレアアースやその他の重要鉱物を精製する新手法を開発
教師データ準備からデータ運用まで手掛ける AIPaaS(AI Process as a Service)
知的障害のある作家のアートエージェンシー
遺伝子・細胞製剤の商用品製造受託を手がけるスタートアップ
ミレニアルとZ世帯に快適な共同生活空間を提供する不動産テクノロジー企業
マンガとエンタメコンテンツに特化したAI翻訳エンジンおよび人気マンガを使った言語学習アプリの開発をリードするスタートアップ。世界中の人にマンガの魅力を伝える
独自のソフトウェアや教育プログラム、金融商品によって推進される中小企業向け「従業員承継実現モデル」を提供する
急性期医療のDXと医療データの活用を通じて、医療現場の効率化と質の向上を支える
タクシー・ライドシェア事業を通して「カラフルな地域」を目指すスタートアップ
2016年から2020年にかけて、アメリカのサステナブル株式投資信託の77パーセントが、全株式ファンドのパフォーマンス上位半分に位置し、40パーセントは上位4分の1にランクインしています。
ESG性向が高い企業ほど、資本コストは低減し、収益性が向上することが明らかになっています。スタートアップ投資にもESGを取り入れることでリターンが高まると考えられます。
今後20年間でESGファンドへの投資総額は15~20兆ドル増加し、現在のS&P500の規模に匹敵すると予想されています(2021年時点)。
2020年のコロナウィルスの世界的流行を転機として、世界は株主資本主義からステークホルダー資本主義へと急速に移行しつつあります。ベンチャー投資においても、この流れは例外ではありません。
ESGの考え方を取り入れることで、従来の財務指標では捉えられないリスクを特定することができます。
そのため、投資先の真のリスク調整後リターンを判断するには、重大なESGリスクの評価が欠かせません。とりわけ、スタートアップ企業ではESG視点の欠如が致命的なリスク要因になり得ます。
ESGはもはや、リスクの排除のみを目的とするものではなくなっています。たとえば製品の安全性、地域社会へのインパクト、労働政策、データのセキュリティ/個人情報保護といった積極的な行動を促すものとされています。
急速に変化し続ける重要課題(マテリアリティ)に対応するためには、ESGを注視し深くコミットすることが必要です。
MPowerの創業者たちは、ESG投資が金融市場で主流になる前から、経済分析や財務分析における多様性やガバナンスなどの非財務的要素を重視し、その重要性を提唱してきました。スタートアップを含むあらゆる企業において、ESG(Environmental, Social, and Governance)要素を熟考し組み入れることが、企業に長期的な価値をもたらすと私たちは考えます。
MPowerはテクノロジーを使って社会的課題への解決策を提供する起業家を支援します。ESGの視点を戦略に取り入れることによって、持続的な成長と社会・環境へのポジティブな影響がもたらされると信じています。私たちのミッションは、日本のベンチャー生態系が、よりグローバルに、またより多様になり、多くのイノベーションを生み出せるようにすることです。このミッションを達成するために、最高水準のESGを自らのファンド運営に組み込むよう努力することを誓います。このような活動を通じて、ベンチャーキャピタル業界におけるESG重視型の投資を推進していきたいと思っています。